2017年4月2日日曜日

【海外ETF紹介】「好」配当なDVY

こんばんは。αです。

以前から疑問に思っていたことがありました。

ブラックロック社のETFには「高」配当のHDVと「好」配当のDVYがあります。

では、高配当と好配当とはどう違うのでしょう?

カブドットコム証券によると、

『「好配当」は、ファンドの名称に使われることがある言葉です。

やや曖昧な表現ですが、配当利回りを重視しながらも海外に比べて「高配当」とは言えない日本株を投資対象とする場合や、現在の配当利回りだけでなく将来の配当の成長も重視する、といった運用方針である場合に、使われているようです。ファンドの名称に「配当」という言葉が使われていても、運用方針を目論見書でチェックすることが大切です。〉』

※二重括弧内引用

つまり、好配当株式は配当のみでなく、資本成長を合わせたトータルで判断しているということですかね?

ということは成績はDVY>HDVとなりそうな気がします。


それではHDVと中身を比較して見ていきましょう。

まずは投資先




 両方ともアメリカ100%なので割愛します。

次に投資分野(上:DVY、下:HDV)




 


HDVは生活必需品セクターとエネルギーセクターが多いですね。
そしてDVYは公益事業セクターと一般資材、サービスが多い。

資産の割り振りが全く違います。




さて、投資企業トップ10ですが




なんとフィリップモリスが入っていました。
生活必需品セクターはそれほど割合が高くない(5%程度)なのに2%程度も含まれるということは
この会社がいかに巨大かということをよく表しているかと思います。

HDVでは石油関係大手のエクソンモービルやら通信大手のAT&T、ベライゾンコミュニケーションズなどが入っています。

しかし、DVYは全く顔ぶれが違いますね。
F-35で有名なロッキード・マーチンやらエネルギー大手のシェブロンやら。

こちらも有名な企業ばかりですね。

さてこのDVY、信託報酬0.39%でネット証券で買えるETFになっております。

成績をHDVと比較してみましょう。
がDVY、がHDV、がVTIです。

 ここ一年の成績を確認するとDVYがとびぬけているのがわかります。


全期間で見てもDVYの方が有利なように見えます。

資産の一部として組み込むのはありかなと思いました。

では。